フタスジチヨウ・雄の複数回交尾 | (高崎浩一郎) |
ジヤノメチヨウ科の自然交配・産卵(その12) | (高崎浩一郎) |
シロオビヒメヒカゲ | |
マダラチヨウ科の自然交配・産卵(その3) | (高崎浩一郎) |
リユウキユウアサギマダラ | |
新しい生態の記録 | |
日向市、タテハモドキの幼虫期の記録 | (山元一裕) |
日向市内でヒオドシチヨウを目撃 | (山元一裕) |
夏のヤクルリの記録 | (阿部祐侍) |
行縢山のキリシマミドリシジミ | (安本潤一) |
1995年・五ケ瀬町オオミドリシジミ産卵事例 | (安本潤一、小松孝寛) |
日之影町追川のウラキンシジミ受難 | (山元一裕) |
あの尾鈴山板谷で、ヒサマツミドリ(♀)を採集 | (山元一裕) |
ウラキンシジミ落下幼虫の遅い記録 | (山元一裕) |
県道沿いのオオミドリシジミ | (中野 淳) |
蘇陽町・大見口高原のゼフ成虫採の記録 | (怒和貞賞) |
日向のゼフキチ | (山元一裕) |
1996年夏の成虫採集記 | |
’96夏の陣 | (阿部祐侍) |
’96夏の陣part2 | (阿部祐侍) |
1883年3月1日前年冬から冷蔵庫保管していた越冬幼虫15巣(新 潟県奥只見産)を出し、ユキヤナギとコデマリ新葉切り枝を壜挿したも のをゴース布で覆い飼育したのが初めてであり、5♂♀が羽化したが交配 は行わなかった。次いで翌1984年19越冬巣(同上産地)を得て始め て自然交配を試みた。3月3日よりコデマリとユキヤナギ葉切り枝壜挿し で飼育し4月10日から22日までに羽化した数頭の♂♀を簡易ケージ (photo1に示した型のもので1990年頃まで用いた)中に入れ陽当たりの 良い縁側に置いたが交配は上成功に終わった。さらに、翌1985年17 越冬巣(同上産地)を主にコデマリ葉切り枝壜挿しで飼育し、羽化した4 月22日1♂1♀、23日1♂、24日1♂計3♂1♀を簡易交配ケージ 内に人れた。ケージ内にはイチゴのつぶしたものを自然吸蜜用としておい たが♂より♀がより早く羽化し而も成虫の状態が悪く、交配は無理で4月 25日全部死亡してしまった。同年5月10日新潟飼育の40蛹(同上産 地)が送られてきたか、5月11日より16日まで全部羽化し、そのうち 5月1l日3頭、12日7頭、以後教頭(♂♀上明)を加えて簡易ケー ジ内に放ったが、5月15日すでに1頭が死亡したのを最初に、5月22 日までに全部死亡し交配は失敗に終わった。以上の交配は本職が忙しい時 期に行つたもので、成虫の管理など条件も悪く、また、記録も上正確な点 も多々あったが、要するに簡易ケージのような狭い空間での交配は難しい であろうと云うことを示していた。 そこで、もっと広い空間での交配を試みる必要があると考え、1985 年11月16日に得た越冬巣(同上産地)を冷蔵庫保管し、1986年2 月23日木城町上河内に作つていた旧大ケージ1)内のユキヤナギとコデマ リ枝に55巣枝をボンドで付けた。3月20日に見に行った時には可成大 きくなった幼虫がいたが、4月中句から5月初旬までは残念ながら見に行 けず、恐らく5月4日~10日位の間に多くが羽化したものと思える。5 月18日にやっと見に行けたが、この時すでに成虫の姿はなく、また、産 卵も発見できなかった。ひょっとすると交配は行われたが、産卵しなかっ たとも推測されたが、交配失敗と判断した。次いで1986年12月に (以下工事中)