ホオズキカメムシAcanthocoris sordidus (Thunberg, 1783)

体長10.2〜13.8mm　ナス、トマトやホオズキなどのナス科植物とアサガオ、サツマイモなっどのヒルガオ科植物に寄生する。ホオとはカメムシの古い呼び名なので、ホオズキ（ホオ付き）とはカメムシが付く植物のことである。従って、ホオズキカメムシとは「カメムシが付く植物のカメムシ」というややこしい名称になっている。ホオズキカメムシの♂は後脚腿節が太く、ハーレムを作るカメムシとしても有名であるが、このハーレムはオスが力で支配するのではなく、メス集団が強いオスを受け入れるfemale choiceの一つだと言われている。（高千穂町、日之影町、椎葉村、延岡市、門川町、日向市、高鍋町、西米良村、西都市、えびの市、小林市、都城市、綾町、国富町、宮崎市、日南市、串間市）